本文へ移動
人はみな、生かされて生きてゆく。

更生保護施設とは

 犯罪をした人や非行のある少年の中には、頼れる人がいなかったり、生活環境に恵まれなかったり、あるいは、本人に問題があるなどの理由で、すぐに自立更生ができない人がいます。
 更生保護施設は、こうした人たちを一定期間保護して、円滑な自立、社会復帰を助け、再犯を防ぐ指導を行っている民間施設です。

山梨以徳会の名称の由来

 中国の古典「老子」第63章に「報怨以徳(ほうえんいとく)」という言葉があります。「怨みには徳をもって報いる」すなわち「怨みを抱えている人に対しても慈愛と徳をもって接する」という意味です。
 この言葉は、「犯した罪は許されないけれども、罪を悔い、やり直しを誓った人ならば、温かく受け入れよう」という更生保護の精神そのものです。

保護の内容

▷受け入れ準備
刑務所や少年院に入所中から釈放後の生活設計などについて面会や通信で確かめ、受け入れ準備を行います。

▷宿泊・食事の提供
国からの委託期間は、宿泊や食事が無料で供与されます。そのため、本人が働いて得た賃金を自立資金として貯めることができます。また、更生保護女性会による食事提供が定期的に行われます。
▷就労指導
就労意欲を喚起し、ハローワークや協力雇用主(前歴を承知した上で雇用する事業所)の協力を受けるなどして就労を支援します。
▷生活指導
規則正しい生活、金銭感覚など本人の個別事情に応じた指導を行います。
▷環境の調整
福祉、医療機関などの福祉措置が必要の人に対しては、福祉関係機関等の援助を受けられるよう支援します。
▷退所後のフォローアップ事業
退会した高齢者・障害者を対象に通所作業(内職等)の場を提供しています。孤独・孤立から再犯に走ることを防ぐための取り組みです。

保護を受ける人たち

〇刑務所等から釈放された人たち


・刑務所を満期で出所した人
・刑の執行猶予や罰金を言い渡された人
・起訴猶予になった人

〇保護観察を受けている人たち

・家庭裁判所で保護観察に付された少年
・少年院を仮退院した少年
・刑務所を仮釈放で出所した人
・刑の執行を猶予され保護観察に付された人

外観の様子

内観の様子

玄関
食堂
フォローアップ室
地域交流室
居室

施設における生活

6:15       起床

6:15~6:30    室内外の清掃

6:30       朝食

12:00       昼食(在会者)

18:00~20:00  夕食

     自由時間(入浴・その他)
 
22:00             門限就寝

トピックス

法人職員採用情報

現在は、募集しておりません。
ご質問やご相談など、お電話またはメールフォームにてお気軽にお寄せください。
TEL. 055-233-4901
【営業時間】9:00-18:00 【定休日】土・日・祝日・年末年始 他
TOPへ戻る